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エロス (小説) 『エロス-もう一つの過去』(エロス もうひとつのかこ)は、広瀬正のSF長編小説。1971年河出書房新社刊。『週刊読売』連載。第56回直木賞候補作。1977年NHKで単発ドラマ『もしも・あの時』として放送された。 == 概要 == ベテラン歌手・橘百合子は、若いころヌードモデルをしていたことがあり、その時、科学者の片桐慎一と愛し合う仲になったが、ついに結ばれることはなかった。老いた二人は再会し、もし二人が結ばれていたらという形でパラレルワールドが語られていく。「エロス」は、片桐が作った歌の題名である。 歌手のモデルはやはりヌードモデルをしていた淡谷のり子である。直木賞候補は『マイナス・ゼロ』『ツィス』に続き三回目で、いつものように司馬遼太郎一人が絶賛推奨したが、他の委員の支持を得られず、翌年広瀬は急死した。ドラマ版は、脚本・尾中洋一、主演は岡田茉莉子と江原真二郎である。 その後集英社文庫に収録されて読み継がれている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エロス (小説)」の詳細全文を読む
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